三田ガーデンヒルズの魅力は、住戸そのものだけではありません。建物の外観からエントランス、共用空間、庭に至るまで、随所に三田ガーデンヒルズならではのデザインが施されています。本特集の前編では、三田ガーデンヒルズでマスターデザインアーキテクトを務めたホシノアーキテクツについて、代表・星野裕明氏の経歴と、同社がこれまでに手がけてきたレジデンスの数々をご紹介しました。後編となる今回は、その設計思想が三田ガーデンヒルズのどこに、どのようなかたちで現れているかを読み解いていきます。外観、エントランス、共用空間、ランドスケープなど、この住まいの魅力に迫ります。 <目次> 1. コンセプトは「OLD CRAFT & NEW TECH」三田ガーデンヒルズの敷地には、かつて旧逓信省簡易保険局庁舎が建っていました。この旧庁舎が持つ歴史や意匠を読み解き、現代の住まいへとつなげていく設計思想として、ホシノアーキテクツがプロジェクト全体のコンセプトに掲げたのが「OLD CRAFT & NEW TECH」です。1929年に竣工した旧逓信省簡易保険局庁舎の意匠や空間構成を読み取り、それらを現代のデザインと重ね合わせるという考え方のもと、既存建物の一部は保存・再生され、現代の技術を用いて新しい空間として受け継がれています。▲ 三田ガーデンヒルズ パークマンション棟 グランドエントランス ホシノアーキテクツは周辺敷地のコンテクストをふまえ、各棟のデザインイメージとして「Classic, Contemporary, Bold, Sophisticated & Nature」というキーワードを設定。中庭を中心に各棟のデザインを構想することで、同じ敷地内でも棟ごとに異なる表情が生まれています。 2. パークマンション棟外観|旧庁舎の記憶を受け継ぐファサード外観の特徴として、ホシノアーキテクツが挙げているのが垂直ラインの強調です。周辺に今も残る邸宅建築のスケールや佇まいと呼応するようにして、綱町三井倶楽部をはじめとする周辺環境と調和するデザインです。低層部には、旧逓信省簡易保険局庁舎の意匠を受け継いだデザインが採用されています。一方、高層部やレジデンス区画においては、クラシックな建築様式をモダンに再解釈。歴史的建築と現代的なデザインが見事に融合した、重厚なファサードとなっています。▲ 三田ガーデンヒルズ 外観 正面の車寄せも、既存建物のクラシカルな空気を残しながら、細部の意匠を現代の技法で表現した空間です。▲ パークマンション棟の車寄せ 3. グランドエントランス|旧庁舎の意匠を現代へ受け継ぐ空間パークマンション棟のエントランスエリアは、旧庁舎の意匠を色濃く受け継いでいる空間のひとつです。左右対称の構成と、細部まで作り込まれたディテール。マスターデザインアーキテクトを務めるホシノアーキテクツによって、旧庁舎の意匠や空間的な特徴が、グランドエントランスの随所に取り入れられています。風除室には、既存建物から着想を得た幾何学的なデザインが取り入れられています。クラシックな趣を残しながらも、現代的な感性を取り入れた華やかな空間となっています。▲ 三田ガーデンヒルズ グランドエントランス外観 風除室を抜けると、視線が中庭方向まで一直線に抜けるエントランスホールへ。シンメトリーな構成にモダンな要素を加えた、クラシックな趣と現代的なデザインが調和した空間です。▲ グランドエントランス 1階の様子 なかでも、ロビーから左右にのびる階段は、旧庁舎の面影をもっとも色濃く受け継ぐ場所のひとつです。旧庁舎の階段室の意匠を継承しながら、現代の素材や技術を取り入れています。▲ 三田ガーデンヒルズ パークマンション棟内部 4. 共用施設にも息づく、旧庁舎から受け継いだ意匠「OLD CRAFT & NEW TECH」の考え方は、その他の共用施設にも反映されています。パークマンション棟にある居住者専用バーラウンジの床のモザイクタイルには、旧庁舎で用いられていた意匠を取り入れています。▲ 三田ガーデンヒルズ居住者専用のBAR「MONAT」 同じくパークマンション棟にあるゲストルームにも「OLD CRAFT & NEW TECH」のエッセンスが随所に取り入れられています。参考(2025年9月公開記事):・ゲストルーム体験記【Room 1「CASLON」編】・ゲストルーム体験記【Room 3「OPTIMA」編】 5. センターヒルと広大なランドスケープ|起伏が生み出す豊かな景観三田ガーデンヒルズ パークマンション棟ロビーを進むと、やがてセンターヒル棟へと繋がります。パークマンション棟の直線的で端正な印象から一変し、センターヒルは曲線的でやわらかな印象に。直線と曲線の対比が敷地全体に伸びやかさと落ち着きをもたらし、丘陵地ならではの奥行きある景観を描きます。▲ 三田ガーデンヒルズ センターヒル 館内の様子 敷地の中心に広がるランドスケープにも注目です。ランドスケープの規模は約7,700㎡。既存樹を含め、約130種の植栽が用いられています。中心にあるのは、過ごし方に応じてエリア分けされたプライベートガーデンで、四季を映す植栽に加え、アートや水景も各所に配されています。▲ センターヒルからアクセスできる「ラウンジガーデン」 台地が隆起したような有機的な地形として造成されている点にも目を向けたいところです。起伏を演出することによって奥行きのある風景が広がり、季節の移ろいを感じられる構成です。手入れの行き届いたフラワーガーデンには季節ごとの花が咲き、さまざまな場所から異なる景色を楽しめる設計となっています。▲ センターヒルにある「コミュニティガーデン」 この起伏があることで、フィットネスジム、カフェラウンジなど、共用施設ごとに見える景色が変わります。それぞれの空間から異なる庭の表情を楽しめる一方、全体としては連続したひとつのランドスケープとして構成されている点もまた、三田ガーデンヒルズならではの設計といえるでしょう。なお、三田ガーデンヒルズにおけるランドスケープデザインはoffice ma、照明デザインは岡安泉照明設計事務所が担当しています。▲ センターヒルの中央にあるアート「ミラーコクーン」 6. おわりに|デザインを知ることで見えてくる三田ガーデンヒルズの魅力1929年に竣工した旧逓信省簡易保険局庁舎。その歴史や意匠を受け継ぎながら、現代の住まいとして新たな価値を形づくっていることが、三田ガーデンヒルズのデザインを読み解くうえで重要なポイントのひとつです。パークマンション棟のクラシックなファサードやエントランス、そこから続く共用空間、そして中庭を中心に広がるランドスケープ。ホシノアーキテクツは、建築とインテリア、ランドスケープを横断してデザインを手がけるマスターデザインアーキテクトとして、三田ガーデンヒルズ全体に一貫したデザイン思想を展開しています。▲ 三田ガーデンヒルズ デザインアーケード 実際に三田ガーデンヒルズ内を歩いてみると、場所ごとに異なる素材や光、植栽の表情に出会うことができます。写真だけでは伝わりきらない空間の質感や、歩くことで変化する景色もまた、三田ガーデンヒルズの魅力のひとつです。現在、弊社では三田ガーデンヒルズ パークマンションの物件(164㎡・3SLDK)をお預かりしております。ご購入をご検討中のお客様は、お気軽にお問い合わせください。また、三田ガーデンヒルズのご売却をご検討中のオーナー様には、【最短1営業日】で売却査定をお出ししております。 三田ガーデンヒルズに関するお問い合わせはこちら:https://mgh.sevensignatures.com/#contact