2025年7月、港区愛宕地区で進行中の再開発プロジェクトを視察しました。虎ノ門・神谷町エリアにおける都市再生の流れの中で、この地域がどう変わろうとしているのか、いま不動産投資家の中でも注目を集めています。今回は、そんな「愛宕地区第一種市街地再開発」について、現地周辺の街並みや交通利便性、立地特性に加え、再開発によって変わりゆく虎ノ門・神谷町エリアの将来性についてもお届けします。 ■ 計画地港区愛宕一丁目の一部、ちょうど愛宕神社へと続く「出世の階段」の両脇の区画です。※地図は国土交通省「基盤地図情報」をもとに弊社にて作成 ■ 計画概要施工者独立行政法人都市再生機構所在地東京都港区愛宕一丁目の一部区域面積約0.6ha建ぺい率I街区・・・約50% II街区・・・約50%容積率I街区・・・約1,300%II街区・・・約120% ■ 整備計画主な用途I街区 :住宅、事務所、店舗II街区:店舗、寺院階数(高さ)I街区:地上41階、地下2階(約159m)II街区(II-1棟):地上3階(約15m)II街区(II-2棟):地上3階(約10m)延べ面積I街区 :約54,100㎡II街区:約1,010㎡工事着工2024年度(令和6年度)工事完了予定時期2031年度(令和13年度) ■ 完成予想図(画像は 港区「愛宕地区第1種市街地再開発事業」より引用) ■ 現地の様子と周辺環境現在、この区画は基礎工事が進められています。愛宕神社へと続く「出世の階段」の両脇に再開発地区があり、参拝者や近隣のオフィスワーカーからの注目を集めているようです。 「出世の階段」に向かって左側(南、東京タワー方面)の区画(I街区)です。この日は資材の搬入があったようで、仮囲いの向こうの様子を確認することができました。 また「出世の階段」に向かって右側(以下の写真の左側、茶色の建物が建っている位置)も、今回の再開発の「II街区」として指定されています。今後解体され、跡地には店舗(地上3階)と寺院(地上3階)が建つ予定です。 このエリアは、神谷町駅・虎ノ門ヒルズ駅・御成門駅が徒歩圏にあり、さらに東京駅方面へのバス停も至近。都心でも屈指の交通利便性を備えています。 愛宕神社やNHK放送博物館など歴史的・文化的な施設も近接しており、都心でありながら緑と静けさを感じられる希少なエリアでもあります。 参考:三田ガーデンヒルズから愛宕神社へ 〜緑と歴史が織りなす散歩道〜(2/14公開)https://mgh.sevensignatures.com/posts/fM90OR6o ■ 愛宕エリアと隣接する「虎ノ門エリア」の再開発と今後のまちづくり展望愛宕からもう一区画北にある「虎ノ門」。このエリアの再開発は10年以上にわたって続きました。2014年に竣工した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」を皮切りに、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー(2020年竣工)」 「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー(2022年竣工)」、2023年には東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」と一体開発した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、さらに2025年には「グラスロック」が加わり、この春、虎ノ門ヒルズエリアの再開発が完結しました。この街は今、ビジネス拠点としての機能に加え、住・商のバランスが整った都市空間が形成されつつあります。先にご紹介した愛宕地区の再開発も、それに呼応するかたちでエリア全体の一体感を高め、魅力的な都市景観を創出していくと考えられます。 参考:「虎ノ門ヒルズ」の再開発がついに完結!(4/9公開)https://mgh.sevensignatures.com/posts/aadAWxEN ■ おわりに愛宕地区の再開発が進むことで、虎ノ門・神谷町エリアのまちづくりもまた、次のステージへと進みつつあります。このエリアをはじめ、港区、ひいては都心がどのように生まれ変わるのか、今後の動向に注目です。 弊社では国内外の不動産売買仲介を行っており、近年注目を集めている「三田ガーデンヒルズ」もお取り扱いがございます。現在、弊社にて三田ガーデンヒルズ パークマンション棟(2LDK/87平米)ならびに、ウエスト棟(3LDK/86平米)等の未公開物件をお預かりしております。ご購入をご検討中のお客様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、三田ガーデンヒルズのご売却をご検討中のオーナー様には【最短1営業日】でご売却査定をお出ししております。 お問い合わせはこちら:https://mgh.sevensignatures.com/#contact 今後も、東京都内の不動産関連情報を随時更新してまいります。