近年、都内の高級不動産界隈で注目を集めている建築設計事務所「ホシノアーキテクツ」。星野裕明氏が主宰する国際色豊かな建築家・デザイナー集団です。前編 では、「三田ガーデンヒルズ」や「パークタワー勝どきミッド・サウス」などの国内プロジェクトを通じ、くらしに寄り添う空間づくりの哲学をご紹介しました。後編となる今回は、ホシノアーキテクツが世界で手がけるプロジェクトの魅力や国際的な評価に加え、国内外の名建築に通底する設計思想がどのように空間に息づき、人々の記憶に残る体験を生み出しているのかを紐解いていきます。 ■ 海外で築かれた信頼と実績2024年に竣工したシンガポールの165戸高層レジデンス 「One-North Eden」(ワンノースエデン)は、アジアにおけるホシノアーキテクツの代表作のひとつです。 まるでカーペットのような緑の上に浮かぶ柔らかなフォルムは、光と動きによって包み込むような繊細さを表現しています。低層部は周囲の緑と一体化させ、プールを中心としたガーデンが広がり、高層部は水平ラインと曲線のバルコニーが建物をやさしく包み、空に溶け込むような軽やかさを演出。 緑と水に囲まれた車寄せは、内外を緩やかにつなぐカーブが印象的な迎賓空間となっています。 こうしたデザインが高く評価され、2021年の「Singapore Excellence Awards」(都心/都心近郊 未竣工部門)と「Asia Property Awards」(ベストブティック開発部門)を受賞しています。 ※「One-North Eden」の画像は ホシノアーキテクツHP より引用 ■ 貫かれるホシノの美学前述の「One‑North Eden」では、各フロアの共用空間に余白を設けることで、自然光と風、水音が融合する心地よい環境を実現。都市のなかの隠れ家のような空間設計が高い評価を得ています。その美学は、前編 でご紹介した「三田ガーデンヒルズ」ににも深く反映されており、照明・素材・風のとり入れ方に至るまで一貫した設計哲学が息づいています。時間によって変わる光の角度や素材の質感にもこだわり尽くされ、くらしの質を自然に高めてくれるのが、ホシノアーキテクツの真髄です。 今後竣工を控える「ザ・豊海タワー マリン&スカイ」(中央区)や「ブリリアタワー乃木坂」(港区)など、今後の都市を象徴するプロジェクトにも注目です。これまで培ってきた設計思想が、さらに多様なかたちで展開されていくことが期待されます。 参考:・湾岸の新たなランドマーク「ザ 豊海タワー マリン&スカイ」視察レポート(5/23公開)・【現地レポート】乃木坂駅直結・港区「ブリリアタワー乃木坂」の今(6/30公開) ■ おわりに現在、弊社にて三田ガーデンヒルズ パークマンション棟(2LDK/87平米)ならびに、ウエスト棟(3LDK/86平米)等の未公開物件をお預かりしております。ご購入をご検討中のお客様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、三田ガーデンヒルズのご売却をご検討中のオーナー様には【最短1営業日】でご売却査定をお出ししております。 お問い合わせはこちら:https://mgh.sevensignatures.com/#contact 今後も、東京都内の不動産関連情報を随時更新してまいります。