2025年3月から順次竣工予定の三田ガーデンヒルズ。先日、共用部の内覧会に行ってまいりました。ひとたび足を踏み入れると、その内部は圧巻そのもの。残念ながら写真撮影はできませんでしたが、順を追って紹介してまいります。 ■見学はパークマンション棟「グランドエントランス」からスタート三田ガーデンヒルズの顔となる、パークマンション棟の「グランドエントランス」から中へ入ります。そこには息を呑む空間が広がっており、CGで見た姿そのままの壮麗さを目の当たりにしました。まだ見学は始まったばかりだというのに、もうすでにこのマンションが「日本一」であることを確信した瞬間です。歴史を紡ぎながらも新しい空間を仕立てる、その意匠に感服しました。入口右側のカウンターで予約名を告げ、白い手袋をお借りして内覧スタート。この内覧会は、番号が振られている箇所を順番に、自ら歩いて回る形式となっています。以下、その順路に沿ってご案内します。(なお、見どころが非常に多く、最短でも1時間以上の見学時間を要する充実した内容でした!) ■最初の目的地、パークマンション棟4階の「バーラウンジ」へまずはエントランス左側にあるエレベーターへと案内いただき、4階へ上がります。最初の目的地「バーラウンジ」は、パークマンション棟の中央、建物の特徴的な張り出し部分に設けられています。窓の外には、三井グループの迎賓館である「綱町三井倶楽部」の荘厳な姿が見え、昼間は華やかに、夜はシックな夜景を眺めることができます。バーラウンジは、帝国ホテルのバーテンダーがサービスを提供。今年3月のオープンを予定されていますが、具体的な日程はまだ決まっていないとのこと。この日も開店に向けた準備が進められており、内覧時、バーカウンターを整えられているスタッフの方々が明るく挨拶してくださったのが印象的でした。バーラウンジを入って右側には「ダイニングバー」、左手にはバーラウンジの半個室席が設けられ、いずれも落ち着いた雰囲気で過ごすことができる空間です。 ■ 続いて、3階の「ゲストルーム」へひとつおりて3階へ。ここには「ゲストルーム」が3室設けられています。綱町三井倶楽部方面へ向かって右側からゲストルーム1,2,3と並び、それぞれが異なるコンセプト。旧逓信省の素材を活かしたデザインが随所に施され、当時のステンドグラスなども美しく活用されているのも印象的でした。ゲストルーム1,3はコンパクトな造りながらも洗練された空間を演出。中央のゲストルーム2は広めの設計で、ジェットバス付きの浴室を備え、ダイニングスペースやドイツ・リープヘル社製の設備を備えたキッチンも完備。宿泊料金は1泊10,000円からとなります。 ■ パークマンション棟の目玉のひとつ「階段」にも注目グランドエントランスの階段は、中央から両側へと優雅に広がる設計。4階のバーラウンジ、3階のゲストルームを見学した後は、この階段をゆっくりと下りながら、天井にしつらえられた見事なステンドグラスを堪能します。この日は晴天に恵まれ、ステンドグラス越しに、暖かな光が空間に様々な表情を与えていました。階段には旧逓信省の躯体が美しく活用されており、美濃黒(みのぐろ)と呼ばれる素材の深いあじわいを感じることができます。この空間を堪能しながらゆっくりとくだると、1階階段横には、日本の四季の魅力を見事に表現したオブジェが配されていました。なお、エントランス両脇には2基のエレベーターが設置され、こちらにも旧逓信省の素材を活かしたアーチ型のデザインが施されています。時を経て生まれ変わったその姿からは、堂々とした威厳が感じられ、まさに宮殿のような雰囲気。 ■ グランドエントランス1階からセンターヒルへ 巨大なアートがお出迎えグランドエントランスからセンターヒルへと続く通路は、事前に見ていたCGの印象以上の壮麗さを誇ります。通路途中、左手にはウエストヒル棟、右手にはイーストヒル棟へと続く自動ドアが設置され、その奥にはそれぞれにコンシェルジュが常駐しているようです。建物内部もまた、セキュリティに万全を期した設計。通路を真っすぐ進むと、正面に巨大なアート「Mirror Cocoon」が出現します。アーティスト・吉岡 徳仁氏の作品です。光を映しだし、力強い生命のエネルギーが込められた美しい形状。このフォルムの実現には、なんと造船の技術が用いられているそう。丁寧な手仕事で実現された唯一無二の美しさが、そこに広がっていました。このほかにも、随所に配置された芸術作品の数々が、三田ガーデンヒルズの品格をより一層際立たせています。 ■ センターガーデンへパークマンション棟の基部に設けられた「センターガーデン」に到着。晴れた日には屋外へ出ることができ、ウエストヒル、ノースヒル、イーストヒル、サウスヒル、そしてパークマンションと、各棟を一望できる贅沢な眺望です。余談ですが、少し心配していた各棟の部屋からの視線、いわゆる “お見合い” 感は、筆者はさほど気になりませんでした。窓・バルコニーのレイアウトも緻密に計算されており、杞憂であったことがわかりました。次は「スパエリア」へ。センターガーデンを出てエレベーターで地下1階へ移動し、センターヒルからウエストヒルへと向かいます。 ■ 最高に “ととのう” 環境「スパエリア」ウエストヒルにあるスパエリアは、すべてにおいて最新の設備が備えられていました。「岩盤浴スパ」「サウナスパ」は、外気浴スペースへのアクセスも可能。ロッカー、化粧室などもそれぞれ完備。存分に “ととのう” ことができる環境が用意されています。「ファミリースパ」は宿泊にも対応しており、家族でゆっくりお風呂に入り存分にくつろぐことができる空間です。入浴使用は1枠(2時間)4,000円、宿泊料金は1泊15,000円とのこと。このほか、バリアフリーに配慮しリフト浴も完備した「ユニバーサルスパ」もあり、要支援状態の方も、家族などの補助により安心してスパを利用できます。 参考イメージ:3/3公開三田ガーデンヒルズ共用施設ご紹介【ウエストヒル・ノースヒル・イーストヒル ヴィラ編】https://mgh.sevensignatures.com/posts/PEzzpzf_ ■「ミニストア」と「カフェラウンジ」を見学、ヒーリングガーデンを抜けてその先へナチュラルローソンが出店予定の「ミニストア」は、筆者が当初想定していたよりもずいぶん広めの店舗でした。現在準備中ゆえ棚は空でしたが、その店構えから察するに、食料品から日用品までひととおりのものが揃いそうです。その隣にある「カフェラウンジ」は、ミニストアで買ったものをいただいたり、外を眺めながらゆったりと過ごせる空間です。さて、次はカフェラウンジを出てヒーリングガーデンへ。左手にウエストヒル、正面にノースヒルを眺める形で庭園を散策します。まだ寒い3月でも、手入れの行き届いた庭園からはあたたかな印象を受けました。 ■ 「ワークスペース」「ワークラウンジ」「オープンラウンジ」へヒーリングガーデンの先にあるセンターヒルの「ワークスペース」は、緑を眺めながら仕事や勉強ができる気持ちの良い空間です。5室の対面デスクもあり、複数人で使うこともできます。いずれも予約は不要とのこと。さらに、屋外にも一人用のワークスペースが用意され、木漏れ日の中で集中できる空間です。緑に囲まれながら机にむかえば、素敵なアイデアがたくさん生まれそう。 参考:3/7公開三田ガーデンヒルズ共用施設ご紹介【センターヒル編】https://mgh.sevensignatures.com/posts/W0s2wODg 次は、ワークスペースからすぐの通路を抜け、ノースヒル1階の「ワークラウンジ」へ。ワークラウンジには無料の個室、有料の会議室がそれぞれ複数設置されています(いずれも要予約)。8名用の大きな部屋から横並びの2名がけの部屋までさまざま。用途によって使い分けが可能です。複合機も完備。ひとつおりた地下1階には、開放感のある「オープンラウンジ」があります。仕事や歓談、読書など様々な用途で活躍しそうです。次は、オープンラウンジを出て、ホテルエントランスを思わせる広々とした空間「アーケードギャラリー」を通り、イーストヒル方面へと進みます。 ■ VILLA「ゲストハウス」へ道中さまざまなアートを堪能しながら歩き進め、VILLAにある「ゲストハウス」に到着。バーベキューなどを楽しめる空間で、半屋外型のキッチンも完備されています。角部屋構造になっていて、光がたくさん差し込むレイアウト。半屋外のテラス席は8人程度着席が可能。ベッドルームも十分な広さが確保されています。こちらは、デイユース(11時〜15時)は10,000円、宿泊(17時〜翌9時)は15,000円、全日利用の場合は25,000円となっています。月に2回まで利用可能とのこと。この部屋までのアクセスは、もちろんユニバーサルデザインで、緩やかなスロープが完備されていました。 ■ 次は「ノースエントランス」へ来た道を戻るようにしてノースヒルへ。アーケードギャラリー突き当たりの右手に伸びるエスカレーターで降りると、「ノースエントランス」に到着。麻布十番駅へは5〜6分程度、赤羽橋駅へも5分程度とアクセス良好です。エントランスホールには自動演奏のグランドピアノが置いてあり、この日はショパンのノクターンが空間に優雅さを演出していました。グランドピアノの奥へと続く道は、居住区に向かうエレベーターホール、また駐輪場への動線も確保されていました。先ほどのエスカレーターを2本のぼります。エスカレーター左手に見える大きな柱はアーティスト・大巻伸嗣氏による作品。光が生み出す「Echoes-Crystallization」「Liminal」というふたつのアートです。純白の柱には、数々の植物等が繊細なタッチで描かれています。その光は、まるで地下から地上へと湧き上がっていくエネルギーのように感じました。この三田ガーデンヒルズは、不朽の芸術空間としても長く愛され続けることでしょう。 ■ センターヒルを抜けてサウスヒル棟へ、2階「スタディルーム」を見学再びセンターヒルを通り、今度はサウスヒル棟へと進みます。まずはサウスヒル棟2階の「スタディルーム」へ。こちらはオープンスペースと個室を完備。防音設計のこの個室は予約制で、マンツーマン指導にも対応可能な学習環境が整っています。また、地下1階には「サウンドスタジオ」「ゴルフレンジ」も完備。サウンドスタジオは1回あたり3時間(月4回)まで利用可能で、予約制となります。ゴルフレンジは1時間3,000円、朝5時〜夜0時まで使えるとのこと。こちらも予約制となります。エレベーターで1階へと移動し、次は「サウスエントランス」へ。 ■ サウスエントランス近くに「ファミリースペース」「ティーンベース」を完備「サウスエントランス」は青色を基調とした明るい空間。ガラス張りになっていてとても開放感があります。サウスエントランスからすぐの位置には、「ファミリーラウンジ」と「キッズルーム」。ファミリーラウンジは、キッズルームで遊ぶ子どもたちを見守りながら、家族や友人とのひとときを楽しめる空間です。またすぐ横には、「ティーンベース」と称したティーンのためのパブリックスペースが設けられています。サウスヒル棟は港区立赤羽幼稚園・小学校、東京都立三田高校からもすぐの位置。こうした要素も、設計に織り込まれているのかもしれません。サウスエントランスから奥へと進むとそこには「シアタールーム」。ここでは映画鑑賞だけでなく、ホームビデオを鑑賞したり、ゲームを楽しめるのも魅力です。1時間あたり500円、予約制となります。次は、外の通路を抜けてパークマンション棟へ。エスカレーターで移動します。 ■ パークマンション棟1階「会員制フィットネスルーム」、地下1階「会員制プール」へパークマンション棟1階には「会員制フィットネスルーム」。サンドバッグやベンチのある「動的ゾーン」と、酸素カプセルなどの「静的ゾーン」で構成されています。動的ゾーンは、各機材の空間が仕切られており、トレーニングに集中できる環境が用意されています。フィットネスルームの見学を終えたら、次は地下1階へ。更衣室を抜けた先に「会員制プール」があります。地下とは思えぬ開放感。長さ25m・深さ1.2mのプールのほか、ジャグジーやミストサウナも完備。いずれの施設も、利用資格をお持ちの方専用の空間です。もちろん、タオルや飲料は自由に使うことができます。プールの見学を終え、再びエレベーターで移動。最後に、グランドエントランスにあるギャラリーを見学します。 ■ 三田の地の歴史を紡ぐ「ギャラリー」「ギャラリー」はグランドエントランスの両脇に構えられています。エントランスを入って左側は、旧逓信省の歴史を紡いだ空間。ここには石の素材やステンドグラスや、今回この地で発掘された陶器などが展示されています。エントランス向かって右側には、現在の三田ガーデンヒルズの写真が飾られています。どちらもじっくりと堪能したい空間です。 見学はこれで終了。グランドエントランスから出てあらためてこの建物を眺めてみるとそこには、歴史の薫り漂うこの地にふさわしい、堂々たる姿がありました。 ■ 編集後記ここまで読んでくださり、ありがとうございます。今回の見学は、「共用部の内覧会」というよりもむしろ「美術館・博物館で鑑賞」しているような感覚をおぼえました。随所に散りばめられるアート、細部まで工夫が凝らされた空間、歴史をつなぐパーツの数々。価値ある歴史をつなぎ、環境に最大限配慮された全く新しい居住空間が三田の地に新たに誕生することを、とてもうれしく思います。 三田ガーデンヒルズ物件のご売却を検討されているオーナー様は、最短1営業日以内でご売却査定をお出ししておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。お問い合わせはこちら:https://mgh.sevensignatures.com/#contact 共用部については、CG画像でまとめた記事もございますので、ご参考まで。2/19公開 パークマンション編(その1)https://mgh.sevensignatures.com/posts/xf-yuu6m2/26公開 パークマンション編(その2)https://mgh.sevensignatures.com/posts/oHVCjTjX3/3公開 ウエストヒル・ノースヒル・イーストヒル ヴィラ編https://mgh.sevensignatures.com/posts/PEzzpzf_3/7公開 センターヒル編https://mgh.sevensignatures.com/posts/W0s2wODg3/14公開 サウスヒル編https://mgh.sevensignatures.com/posts/Z4rhDCSb