2025年8月に「築地地区まちづくり事業 基本計画」が策定されてから、まもなく1年。築地市場跡地では現在、着工に先立つ埋蔵文化財の発掘調査が進められています。総事業費およそ9,000億円、事業期間は十数年。計画を公表する段階から、手続きと工事を積み重ねる段階へと移りつつあります。▲ 築地市場跡地の現在の様子に関する写真(築地大橋から撮影) 本稿では2026年7月時点の最新情報をお伝えするとともに、都心の大規模再開発のなかで住宅がどう位置づけられているのか、そしていま三田ガーデンヒルズをどう捉えるべきかを考えてみます。 <目次> 1. 築地市場跡地の現在築地市場跡地では、2025年7月から埋蔵文化財の発掘調査が行われています。調査では、明治初期以降に海軍省の用地として使われた歴史を示すレンガ遺構や、製鋼炉の底部などが出土しました。東京都は、その一部を移設して保存する方針を示しています。2026年7月12日には発掘調査現場見学会が開かれ、再開発エリアで見つかった海軍の製鋼炉などの遺構が一般公開されました。▲ 築地市場跡地 再開発エリアの全体像(2026年1月撮影) 本再開発の事業主体は、三井不動産を代表企業として2024年12月に設立された築地まちづくり株式会社です。現在公表されている主な情報は、以下のとおりです。活用都有地面積:約19万㎡総延床面積:約126万㎡建物:全9棟主な施設:約5万人収容の全天候型マルチスタジアム、MICE・ホテル・レジデンス棟、ライフサイエンス・商業複合棟ほか工事工程:1期 2026年度~2032年度、2期 2033年度~2038年度まちびらき:2030年代前半以降を予定2026年度末:定期借地権設定契約の締結を予定(出典:築地まちづくり公式ウェブサイト 基本計画資料)▲ 築地地区まちづくり事業のイメージパース 一例 基本計画で示された全9棟のうち、住宅を含むのは「MICE・ホテル・レジデンス棟」「レジデンス棟」「オフィス・レジデンス棟」の3棟です。いずれも住宅単独ではなく、ホテルやMICE施設、オフィス、店舗との複合となります。残る6棟は、スタジアム、ライフサイエンス・商業複合棟、ホテル棟2棟、舟運・シアターホール複合棟、オフィス棟です。▲ 築地地区まちづくり事業の配棟計画に関するイメージ図 基本計画の全体像は2025年9月公開の記事で解説しておりますので、ぜひあわせてご覧ください。(参考:【最新】築地再開発「ONE PARK×ONE TOWN」の全貌解説) 2. 港区でも動き続ける再開発三田ガーデンヒルズが立地する港区でも、各地で開発が進んでいます。田町駅では、西口の旧森永プラザビル跡地で「田町駅西口駅前地区開発事業」が2025年10月に着工しました。三井不動産、森永乳業、JR東日本の3社による事業で、2028年度の竣工を予定しています。地上24階建て、オフィスと商業施設、産業支援施設で構成され、あわせて駅前ロータリーの整備や交差点の改良も行われる計画です。(出典:三井不動産プレスリリース「田町駅西口駅前地区開発事業 着工」2025年10月1日)▲ 田町駅西口駅前「旧森永プラザビル」建て替えの様子 高輪では、2025年3月にまちびらきを迎えた高輪ゲートウェイシティが2026年3月28日にグランドオープン。同日、JR東日本グループが掲げる「広域品川圏」の共創まちづくりも本格始動しました。浜松町周辺では「ブルーフロント芝浦」がTOWER Sを開業済みで、共同住宅を含むTOWER Nは2030年度の竣工予定です。三田ガーデンヒルズは、こうした再開発の動きの中心に位置しています。約25,000㎡という港区最大級の敷地に、既存樹を含む植栽約130種による約7,700㎡のランドスケープ。都心の利便性と閑静な住環境を兼ね備えた、希少な環境といえるでしょう。▲ 三田ガーデンヒルズ敷地内にあるコミュニティガーデン 3. なぜ港区・中央区で大規模開発が続くのか築地の計画に通底するキーワードは「国際競争力の強化」です。MICE施設、宿泊・ホスピタリティ機能、ライフサイエンス分野の拠点。いずれも一地域の利便性にとどまらず、東京が国際的な人・企業・投資を引き寄せるための機能であり、同じ文脈は高輪エリアなどの各プロジェクトにも共通しています。交通インフラの整備も並行して動いています。築地には臨海地下鉄、高速道路晴海線延伸など、都心部から臨海部をつなぐ都市インフラの整備が掲げられています。▲ 都心部・臨海地域地下鉄構想イメージ(出典:築地まちづくり公式ウェブサイト 基本計画資料より引用) また、リニア中央新幹線についても2026年7月18日、JR東海と静岡県が「自然環境保全協定」を結び、沿線都県で唯一手つかずとなっていた静岡県内の工事が動き出すことになりました。報道によると、JR東海は品川・名古屋間の開業時期について、年内に示すとの方針を明らかにしました。三田ガーデンヒルズにお住まいの方やこれから購入を検討されている方にとっても、近隣でこのような動きがあることは、周辺エリア全体の将来性を考えるうえでもポイントになるでしょう。 4. 三田ガーデンヒルズをいまどう捉えるか|港区三田一丁目という住宅地都心各地で開発が進むなか、三田ガーデンヒルズが立つのはどのような場所なのか、あらためて整理します。▲ 三田ガーデンヒルズ 外観 旧逓信省簡易保険局庁舎の跡地に誕生したこの三田ガーデンヒルズは、港区三田一丁目の丘の上に立地しています。大使館や大学、歴史ある邸宅地が集まるこの一帯は、古くから都心の住宅地として評価されてきたエリアです。▲ 三田一丁目〜三田二丁目の様子。まっすぐ進むと左手(北側)に三田ガーデンヒルズ パークマンション棟が見えてきます。 (参考)こちらの記事も併せてご覧ください:【徹底解説】三田ガーデンヒルズ各棟の特徴は?|購入前に見るべき違いとは(2026年7月7日公開)地理的視点から「三田ガーデンヒルズ」の資産価値を考える|港区大規模レジデンス(2026年7月21日公開) 5. まとめ東京の都心では今後も大規模な再開発が続く見込みです。築地市場跡地をはじめとした再開発もその一例であり、都心に新しい都市機能が加わることで、周辺エリアの環境も変化していくとみられます。その一方で、都市の利便性と落ち着いた住環境を両立できる都心住宅地のあり方にも、改めて注目が集まっています。港区三田は、都心主要エリアへのアクセスを確保しながらも、歴史ある住宅地としての環境が残るエリアです。都心の利便性と住宅地としての落ち着きを兼ね備えた立地といえるでしょう。三田ガーデンヒルズは、そうした三田という土地の特性を象徴するレジデンスです。広大な敷地計画や緑豊かなランドスケープは、都心住宅地としての価値を長期的に支える要素といえます。現在、弊社では三田ガーデンヒルズ パークマンションの物件(164㎡・3SLDK)をお預かりしております。ご購入をご検討中のお客様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、三田ガーデンヒルズのご売却をご検討中のオーナー様には、【最短1営業日】で売却査定をお出ししております。三田ガーデンヒルズに関するお問い合わせはこちら:https://mgh.sevensignatures.com/#contact 今後も、三田ガーデンヒルズや国内の不動産関連情報を随時更新してまいります。