2026年3月、高輪ゲートウェイシティがついにグランドオープンを迎えました。2025年のまちびらきから約一年。大規模商業施設やホテルの開業を経て、現在の高輪エリアは、連日活気にあふれています。今回は、高輪エリアを含む「広域品川圏」という視点から、港区の不動産市況にどのような変化が生じているのか、そして三田エリアへどのような影響が及ぶのかを読み解いていきます。 <目次> 1. 港区・高輪エリアのこれまでの歩み「高輪」は江戸時代から続く由緒ある地名で、かつて東海道の宿場として旅人が行き交い、江戸期には海に面した高台として武家地や寺社が広がる地域でした。明治期に入ると鉄道が開通し、海岸線の埋立とあわせて現在の品川駅周辺の基盤が形成されていきます。▲高輪の地名由来と江戸期の様子を示す解説板海沿いの高台であったことや、東海道沿いの地域として発展してきた経緯が記されています その後、交通インフラの整備とともに駅周辺の利便性が高まりつつも、高輪エリア自体は邸宅地や学校が中心の落ち着いた街並みを維持してきました。▲高輪二丁目にある、旧「野村證券 高輪研修センター」周辺の様子 こうした歴史のなかに新たに誕生したのが「高輪ゲートウェイシティ」です。もとはJR東日本の車両基地であったこの地に、2020年、JR高輪ゲートウェイ駅が開業しました。駅前に広がる約13ヘクタールに及ぶ開発は、駅を中心とした「複合的なまちづくり」として進められてきました。▲ 昨年3月、高輪ゲートウェイシティ「まちびらき」の様子。多くの方が訪れていました。 そしてまちびらきから一年。高輪ゲートウェイシティが2026年3月28日、ついにグランドオープンを迎えました。複合棟Ⅱ「THE LINKPILLAR 2」および文化創造棟「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」が開業。さらに住宅棟「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」(地上44階・総戸数847戸の賃貸タワーマンション)も2026年4月より入居開始となりました。▲ 高輪ゲートウェイシティの複合型ミュージアム「MoN Takanawa: The Museum of Narratives」外観 ▲ 2026年3月、高輪ゲートウェイシティ「MoN Takanawa」の様子 ▲ 2026年3月、「TAKANAWA GATEWAY CITY RESIDENCE」の様子 2. 進む「広域品川圏」構想と、港区全体へのインパクト高輪ゲートウェイシティの開業により、品川駅周辺もまた、オフィスだけではなく商業・宿泊・住宅が集まるエリアへと機能が拡張しつつあります。今後は2030年代前半にかけて段階的に整備が進む計画とされており、都市機能が集積する街としての形成が見込まれています。▲ 2026年2月、品川駅高輪口周辺の様子 ▲ 2025年3月、高輪三丁目「二本榎通り」から見える再開発エリアの様子 注目すべきは、周辺エリアとの接続です。品川駅を中心に、大井町駅、高輪ゲートウェイ駅、田町駅、浜松町駅と、複数の開発が同時並行で進んでいます。これが、JR東日本が提唱する「広域品川圏」です。将来的にリニア中央新幹線の開業も視野に入る中で、国内外からの人流の受け皿としての機能がさらに強化されると見込まれます。▲「広域品川圏」イメージ(2026年2月19日 JR東日本ニュースより引用) JR大井町駅(品川区)では3月、「OIMACHI TRACKS」(大井町トラックス)が開業しました。同日グランドオープンした高輪ゲートウェイシティと合わせて、JR東日本が提唱する「広域品川圏」の再開発が進んでいます。▲ 2025年3月、「OIMACHI TRACKS」開業日に撮影 港区の住宅価格は引き続き上昇傾向にあり、港区中心部の六本木・赤坂・虎ノ門エリアに加え、品川など湾岸部の再開発にも関心が寄せられています。 3. 今後の三田エリアの価値とはこうした流れの中で「三田エリア」はどのような立ち位置にあるのでしょうか。三田は、麻布や芝エリアに隣接しながらも、寺社や教育施設が点在する落ち着いた住宅地です。JR田町駅や都営地下鉄三田線三田駅のあるエリアは商店街や飲食店で賑わっていますが、「三田」という地名がつくエリアは実は広く、一丁目は麻布エリアに近接、五丁目は白金高輪駅近くにまで広がります。大使館や歴史的な建物も多いことが特徴です。▲ 三田二丁目の様子 三田ガーデンヒルズがたたずむ三田一丁目は、麻布十番駅・赤羽橋駅・田町駅・三田駅といった複数の駅を使い分けられる立地にありながらも、住宅地としての落ち着きを維持してきたエリアです。さらに、都営バスや東急バスの便数も充実しており、東京駅・新橋駅・渋谷駅・恵比寿駅へのアクセスも良好で、交通利便性と住環境のバランスがとれている点が評価されています。▲ 三田一丁目の様子 今回の高輪ゲートウェイシティのグランドオープン・広域品川圏構想の本格始動により、三田ガーデンヒルズから各方面へのアクセスの選択肢はますます広がるでしょう。 4. おわりに都心の一等地に位置する希少性の高い物件への需要は、今後も一定の堅調さを保つ可能性があると見られています。とりわけ「三田ガーデンヒルズ」のような希少性の高いプレミアムマンションは、住まいとしての評価はもちろんのこと、資産保全・運用の観点でも、今後も一定の注目を集めると考えられます。当社では、三田ガーデンヒルズおよび三田エリアの取引事例や市場動向を日々分析しています。三田ガーデンヒルズのご購入をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。また、ご売却を検討されているオーナー様は【最短1営業日】でご売却査定をお出ししておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。お問い合わせはこちら:https://mgh.sevensignatures.com/#contact 関連記事:(2026/3/10公開)三田ガーデンヒルズの共用施設を徹底解説|棟ごとの魅力とはhttps://mgh.sevensignatures.com/posts/C0j4jo4O(2026/1/1公開)2026年、三田エリアの住環境と不動産市場の現在地https://mgh.sevensignatures.com/posts/Cb3xrdUZ (2025/6/9公開)品川駅・高輪台周辺の再開発続々!現在の様子https://mgh.sevensignatures.com/posts/mLppHBz7(2025/5/2公開)都心マンション価格 マーケットレポートhttps://mgh.sevensignatures.com/posts/2HXonGnI