2025年7月現在、大阪駅周辺では大規模な再開発が進行しています。2013年4月、旧貨物ヤード約24ヘクタールを活用して誕生した「うめきた1期」エリアにおける複合商業施設「グランフロント大阪」から12年──その南側では今「うめきた2期地区開発事業」が進み、「グラングリーン大阪」として新たなまちづくりが展開されています。 「うめきた2期地区開発事業」敷地面積約9.1ヘクタールの大規模開発で、「みどりとイノベーション」をテーマにまちづくりが進行中です。2023年3月にはJR大阪駅の地下新ホーム「うめきたエリア」が先行開業。翌2024年9月には、商業ゾーン『ショップ&レストラン』や『うめきた公園』もオープンし、段階的な“まちびらき”が進行中です。残る住宅棟や公園整備を含む全体完成は2027年春頃を見込んでいます。 今回は「うめきたエリア」(上記地図の中央右のあたりに該当します)で注目の分譲レジデンス「グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE」と「THE SOUTH RESIDENCE」の工事の進捗状況をレポートします。 グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE(北街区)地上46階・全484戸のTHE NORTH RESIDENCEは、すでに建物の全体像が現れており、視察したこの日も重機の稼働が続いていました。緑に囲まれた穏やかな街並みの中で、モダンな外装がひときわ目を引きます。建物をぐるりと一周するようにして確認していると、ちょうど資材搬入用の扉が開き、中の様子を少しだけ見ることができました。 共用施設にはラウンジやフィットネスルームに加え、一部住戸には自動車を専用エレベーターで自宅まで運び込める「カーギャラリー付き住戸」を導入。こうしたスペシャルユニットは、車好きの方々からも大きな注目を集めています。(画像はグラングリーン大阪オフィシャルサイトより引用) JR大阪駅をはじめ、阪急・阪神・大阪メトロ各線の梅田駅と直結しており、西日本最大級のターミナル周辺という立地の強みも見逃せません。 余談ではありますが、施工区画を示す入口の名称が「たこやき」「串かつ」など大阪らしいもので、微笑ましく感じられました。 グラングリーン大阪 THE SOUTH RESIDENCE(南街区)南街区のTHE SOUTH RESIDENCEは地上45階、正式な戸数は未発表ながら、大規模分譲となることが予想されます。外観はまだ確認できませんでしたが、2028年7月の竣工に向け、基礎工事が進められている段階です。この街区には、ヒルトンの最上級ラグジュアリーホテルブランドの「ウォルドーフ・アストリア大阪」が2025年4月に開業。日本初進出として大きな話題を呼んでいます。南街区は、こうした国際水準のホテルに加えオフィス・商業施設が一体となった複合開発が進行中で、「街」としての存在感が一層強まっていくことでしょう。 現地のうめきたエリアの印象と展望同日ほかにも視察者が訪れており、このエリアへの期待感が高まっている様子が伝わってきました。また、近隣の中之島エリアでは「パークタワー大阪堂島浜」の建設も進行中で、街全体が再開発の熱気に包まれている印象です。東京一極集中の流れが見直される中で、「大阪で暮らす・働く・投資する」という選択肢もまた、現実味を帯びているように感じます。 都市としての魅力が高まる中で、緑に包まれた環境と多様な都市機能が融合した “新しい暮らし方” を提案するエリアとして、今後の評価の変化にも注目が集まりそうです。 余談ではありますが、視察したこの日は「うめきた公園 ノースパーク VS.」で「安藤忠雄展」が開催されており、平日にも関わらずたくさんの方が訪れていました。安藤氏の初期の名作「水の教会」を会場内に原寸大で再現するなど、まるで実際に現地に立っているかのような臨場感で建築の魅力を体験できます。「安藤忠雄展」は7月21日(月)まで開催しているとのことです。詳細は 公式サイト にてご確認ください。 おわりに弊社では国内外の不動産売買仲介を行っており、近年注目を集めている「三田ガーデンヒルズ」もお取り扱いがございます。現在、弊社にて三田ガーデンヒルズ パークマンション棟(2LDK/87平米)ならびに、ウエスト棟(3LDK/86平米)等の未公開物件をお預かりしております。ご購入をご検討中のお客様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。また、三田ガーデンヒルズのご売却をご検討中のオーナー様には、最短1営業日でご売却査定をお出ししております。 お問い合わせはこちら:https://mgh.sevensignatures.com/#contact 今後も、国内の不動産関連情報を随時更新してまいります。